Revision 43014892 of "熱狂" on jawiki

'''熱狂'''(ねっきょう)とは、人間の[[心理]]のうち、何らかの対象に強烈に関心を示し、そのありように[[感情]]をあらわに反応すること。他のことを差し置いても対象に熱心に反応するさまをあらわす。

==概要==
熱狂は、人間の心の働きのうちでも特に激しいもののひとつであり、対象への反応が[[狂気]]に等しいほどであるとしてこのように表現される。特に対象に好意的で、それに[[熱中]]し[[興奮]]している状態のことで、しばしば熱狂する者は他の事柄に対しては[[無関心]]([[関心]]を示さなくなる)である。こと所定の事柄に熱狂している状態が継続している者は[[マニア]]と呼ばれる。

熱狂は人間の精神において、その対象に強い関心を抱いている状態であり、その多くでは一過性である。例えば[[スポーツ]]の観戦や音楽の[[演奏会|ライブ]]に熱狂状態にあるものも、それら[[イベント]]が終了すれば平静に戻る。ただ熱狂状態にある者はしばしばその興奮状態から[[理性]]を欠き、[[常識]]的には考え及ばないような行動に出ることもある。[[フーリガン]]による[[暴動]]やライブ中の[[群集事故]]など、熱狂状態にある[[集団]]が起こす[[事件]]もそう珍しいことではない。

熱狂は特に集団で所定の事物に反応している場合に、周囲の反応に同調して更に反応が強くなる傾向も見出される。前出のスポーツ観戦や音楽鑑賞でも、一人で[[テレビ]]などを介して映像として見るよりも、その映像を同時に多人数で見る場合、更にはそれらイベント開催会場で会場を埋め尽くす観客の一人としてみる場合と、熱狂しやすさには明らかに差がある。

==熱狂と群集==
熱狂はしばしば同じ体験を共有する集団で発生しうるが、これは[[価値観]]や[[個人]]の持つ様々な[[属性]]を超えて同調させる性質を持つ。こういった性質は古来より[[政治]]のための舞台装置としても利用され、[[古代ローマ]]の[[コロッセオ]]([[コロシアム]]の語源)などは熱狂を共有することで[[大衆|民衆]]の心をまとめあげるための方策として機能した。コロッセオでは日常では忌避される[[殺人]]までもを競技として見世物とし、これに観客は熱狂した。

人間はしばしば自分の属する社会やグループの価値観や属性の相違から他の社会やグループと衝突を起こし、規模によっては[[戦争]]のような極大な争いにまで発展することもあるが、上に述べたとおり熱狂はしばしばそういった価値観や属性を抜きにして体験を共有させる性質があり、21世紀の現代ではスポーツや音楽や演劇などの[[芸術]]ないし[[芸能]]といった分野で、様々な熱狂現象を見出すことが可能で、この中では国家や地域・人種といった属性などを越えた交流なども見ることができる。

==関連項目==
*[[共感]]
*[[集団心理]] / [[場の空気]]


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[[Category:心]]

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